女性に嬉しい効果がいっぱいの大豆イソフラボン(以下、イソフラボン)。大豆製品から摂取できますが、より効率良く摂れるサプリメント(以下、サプリ)を活用するのもひとつの方法です。イソフラボンサプリをテーマに、選び方や摂り方の注意点を理解した上で、サプリ以外の手軽な摂取方法についても知っておきましょう。「イソフラボンサプリはいろいろあるけれど、何に注目して選べばいいの?」「毎日続けたいから、より手軽に摂取できる方法を知りたい」そんな方に向けた情報をお届けします。
大豆イソフラボンサプリは女性に嬉しい効果がある
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造から「植物性エストロゲン」と呼ばれている成分です。女性の心と身体の健康に深く関わっているエストロゲンは、年齢とともに減少し、個人差はありますが、頭痛やめまい、ほてり、気分の落ち込みなどさまざまな症状を引き起こします。そんなエストロゲンの不足をサポートするのが、大豆製品に含まれるイソフラボンです。まずはイソフラボンの効果をご紹介します。
更年期の症状を和らげる
更年期にあらゆる症状が現れる原因は、エストロゲンの分泌量が激減してホルモンバランスが崩れるからです。大豆イソフラボンは、化学構造がエストロゲンに似ているため、エストロゲン受容体に結合します。これによって、女性特有のさまざまな不調を和らげる効果が期待できます。
<美肌へ導く>
イソフラボンには、「エストロゲンに似た構造」と、「抗酸化作用を持つ」という2つの特徴があります。肌でのエストロゲンの働きは、ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促し、状態を美しく保つこと。イソフラボンを摂取してエストロゲンの働きを補うことで、肌の潤いを保つ効果が期待できます。また、イソフラボンの抗酸化作用も、肌のみずみずしさと弾力キープのために重要です。活性酵素による肌の細胞への攻撃でコラーゲンが破壊されるのを防ぎます。
<代謝を高めるサポートになる>
更年期になると、「足先がなかなか温まらない」「体は熱いのに手足が冷たい」といったお悩みのある方が多くなります。冷え性や冷えのぼせのような症状を和らげるには、血行の促進が欠かせません。赤血球の粘度を抑える働きがあるイソフラボンには、血液をサラサラにする効果が期待できます。血行を促して体の末端まで血液をめぐらせれば、症状の改善につながるでしょう。
<月経前症候群(PMS)を和らげる>
生理が始まる1週間~数日前に、心と体にさまざまな不調が現れる月経前症候群(PMS)。気分が落ち込んだりイライラしたりする心の症状、下腹部痛やむくみなどの体の症状が主な例です。症状の程度には個人差がありますが、PMSは女性ホルモンの急変動が原因とされています。イソフラボンにはホルモンバランスを整える働きがあり、子宮の状態を整えることでPMSの症状緩和が期待できるでしょう。
<生活習慣病の予防・改善>
エストロゲンが減少するとコレステロール値が上がり、動脈硬化のリスクが高まるとされています。イソフラボンには脂肪の蓄積を抑える、脂肪酸の燃焼を促進する、などの働きがあるので、生活習慣病の予防・改善に効果が期待できるでしょう。
<骨の健康をサポートする>
更年期以降は、骨の代謝を調節するエストロゲンの減少によって骨量が少なくなり、骨粗しょう症の発生リスクが高まります。イソフラボンは、カルシウムが流れ出るのを防ぐエストロゲンのサポート成分。エストロゲンを補うイソフラボンの摂取は、骨密度の高い丈夫な骨の維持につながると言われています。
<がんのリスク低下につながる>
イソフラボンサプリの選び方
イソフラボンサプリは、イソフラボンをより手軽に摂取したい方に有効な選択肢のひとつです。毎日決まった量を飲むだけなので、大豆製品からの摂取と比べて継続しやすい方法と言えるでしょう。ここでは、イソフラボンのサプリの選び方をご紹介します。ポイントとなるのは、イソフラボンの含有量、型の種類、成分の3つ。それぞれ掘り下げていきましょう。
イソフラボンの量が30mg以下となっているものを選ぶ
食品安全委員会によると、イソフラボンの1日あたりの摂取目安量は70~75mgが上限です。そのうち、サプリや健康食品から摂取するのは1日あたり30mg(アグリコン換算)までと推奨されています。サプリで補えるイソフラボン量の目安上限も意識して、毎日の食事に上乗せする形で摂取することが大切です。イソフラボンサプリは、物によって含有量が異なります。より効率的に摂取したい場合は、30mgに近い含有量のサプリを選ぶと良いでしょう。
「グリコシド型」ではなく「アグリコン型」のものを選ぶ
イソフラボンには、“グリコシド型”と“アグリコン型”があります。2つの違いは吸収率にあり、アグリコン型はグリコシド型の3倍もの吸収率と言われています。グリコシド型はイソフラボンに糖が結合した構造で、分子量が大きいのが特徴。そのままだと腸から吸収するのが難しくほとんどが排出されるので、腸内で糖を分解する必要があります。一方で、アグリコン型は発酵により糖が外れた状態です。そのため、グリコシド型と比べて効率良く吸収できます。サプリを選ぶときは原材料を確認し、アグリコン型イソフラボンが含まれていることに注目するようにしましょう。
効率的な大豆成分の摂取については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
「女性ホルモンに似た作用が期待できるイソフラボン!『MASH SOY』で効果的に大豆成分の摂取を」
天然由来成分のものを選ぶ
イソフラボンサプリを選ぶときは、合成成分ではなく天然由来成分をメインとした商品がおすすめです。天然由来成分とは、自然界にある植物、動物、酵母などの原料から抽出された成分のこと。食べ物に近く、より自然に近い形で栄養を補えます。合成成分のサプリには、分子構造を人工的に変化させてつくられた原料が含まれています。比較的安価かつ少量で多くの栄養を摂れるのはメリットですが、特定の成分を摂りすぎることで栄養バランスが偏る可能性があるのはデメリット。原材料を見て成分を確認しましょう。
イソフラボンサプリを摂るときの注意点
イソフラボンサプリを摂るときは、注意点を把握しておくことも大切です。
過剰摂取は禁物
イソフラボンサプリの摂りすぎは乳がんの発症・再発リスクが高まる恐れがある、という報告もあるので、目安量を意識した摂取が大切です。
「イソフラボンサプリを摂取しすぎると太るのでは」と心配する方もいるかもしれませんが、サプリと肥満の関係を裏付ける科学的根拠はありません。一方で、サプリで摂取できる量と同量のイソフラボンを食事から補おうとする場合、選ぶ食材や調理法によってはカロリーの過剰摂取となる場合があります。
薬を服用中の場合はかかりつけ医に相談
サプリは、医薬品との飲み合わせによっては注意が必要な場合があります。薬とサプリを併用する場合は、かかりつけの医師に相談してから摂取すると良いでしょう。また、大豆アレルギーのある方はサプリでのイソフラボン摂取を避ける必要があります。
大豆イソフラボンをサプリ以外から手軽に摂取する方法
イソフラボンは、豆腐や納豆、きな粉、豆乳など身近な大豆製品に含まれています。そのまま食べる、料理に使うなどして、毎日の食事に大豆製品を取り入れるのが理想ですが、継続するには時間と手間がかかるもの。毎回メニューを考えるのに時間がかかったり、調理の手間が気になったりと、継続しにくい要因もいくつか考えられます。そんなときに便利なイソフラボンサプリですが、なるべく食事からイソフラボンを摂取したい方には“新しい大豆製品の選択肢”として「MASH SOY(マッシュソイ)」をおすすめします。
MASH SOYは、大豆の栄養を丸ごと摂取できるペースト状の製品です。大豆特有のエグみと青臭さを取り除き、子どもから大人まで毎日食べられるおいしさを実現しています。
【MASH SOYの特徴】
- シンプルな原材料
- 開けたらそのまま食べられる
- 常温で長期保存できる
MASH SOYの原材料は大豆と水のみ。シンプルな原材料だからこそ、大豆本来の美味しさを安心して味わえます。開けたらそのまま食べられますが、料理にアレンジするのもおすすめです。ディップソースに加えて味を変えたり、スムージーに加えたりと、“混ぜるだけ”の簡単アレンジでも大豆の栄養を摂取できます。公式InstagramではMASH SOYのアレンジ例を多数ご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
MASH SOYの、イソフラボン含有量は、豆乳の約2倍、絹豆腐の約1.5倍。イソフラボンの1日あたりの摂取目安量は約70mgなので、MASH SOY100gで半分以上を賄うことが可能。また、イソフラボン以外にも体にうれしい栄養素が多く含まれています。
大豆本来のおいしさを味わえること、いつものメニューにプラスするだけという手軽さがあることなど、MASH SOYには毎日続けやすいメリットがいくつもあります。
まとめ|イソフラボンはMASH SOYから簡単に取り入れられる!
イソフラボンは、更年期による症状や美肌、骨の健康などに影響する栄養素です。女性の体と心を健康に保つために、毎日継続して摂取することをおすすめします。大豆製品からの摂取が難しい場合にイソフラボンサプリを活用するのもひとつの方法ですが、MASH SOYの選択肢もぜひ検討してみてください。栄養豊富でアレンジの幅も広い大豆ペーストを活用すれば、健康と美容を考えた毎日のメニューをより手軽に実現できますよ。
監修者 佐々木美紀
略歴
2007年 国立大学卒業 高等学校教諭一種免許状(保健体育)を取得
2007年 内資系製薬会社に入社
2009年 栄養情報担当者(NR)取得
※現在「NR」は「NR・サプリメントアドバイザー」に改変されています。
2014年 国立大学研究室秘書へ転職
2019年 Webライターとして活動開始
国立大学在学中にスポーツ栄養について学び、卒業とともに高校保健体育第一種免許を取得。内資系製薬会社に就職し、大豆製品を含む健康系食品や飲料の営業に携わる。結婚、出産を転機に国立大学研究室秘書へ転向。現在はキャリアや子育て経験を活かしてWebライターとして幅広いジャンルで執筆している。