ダイエットや健康への効果が期待できる大豆プロテイン(ソイプロテイン)。とくに更年期特有の不調に苦しむ女性の健康維持や不調解消の助けにもなると注目されています。ただし、「具体的にどんな効能や効果があるか分からない」「どんな食品に含まれているか知りたい」という方も多いでしょう。
大豆プロテインは、女性の身体作りに嬉しいメリットがいっぱいの成分です。基礎知識や得られる効果、活用方法まで詳しく解説します。
大豆プロテイン(ソイプロテイン)とは
大豆プロテイン(ソイプロテイン)は、大豆から抽出される植物性たんぱく質です。たんぱく質は、炭水化物や脂質と並んで、人間にとって欠かせない三大栄養素のひとつ。筋肉や内臓、髪などを作る上で重要な役割を果たします。代表的なプロテインのひとつに、ホエイプロテインという動物性たんぱく質があります。ホエイプロテインは必須アミノ酸のバランスが良く、速やかに体内へと吸収されるのが特徴です。
一方の大豆プロテインは、脂質やコレステロールが低く、女性に嬉しい効果がいっぱいのイソフラボンが含まれています。大豆プロテインは、健康やダイエットを意識する女性の心強い味方と言えるでしょう。
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大豆プロテインを摂取すると得られる効果
健康やダイエット効果という観点から、女性を中心に人気の大豆プロテイン。肉や魚などに含まれる動物性たんぱく質とは異なり、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。大豆由来の植物性だからこそのメリットを紹介します。
満腹感を得られる
大豆プロテインは、消化される際に胃の中でゆっくりと分解されるため、腹持ちが良い点が特徴です。満腹感が続くことで食べ過ぎ防止にもつながるため、体重の管理や体型の維持に役に立つでしょう。とくにすぐにお腹が空いてしまう方や、ついつい間食をしてしまいがちな方、ダイエット中の方には効果的です。
筋肉量が上がる
筋肉を作る上で不可欠な栄養素であるたんぱく質。運動後に大豆プロテインを摂取すると、筋肉の再生が促進され、筋肉量の増加が期待できます。とくにたんぱく質の中でも重要なのが、食事からしか摂ることのできない必須アミノ酸です。大豆プロテインには必須アミノ酸が豊富に含まれているので、筋肉の成長と修復をサポートする効果があります。
コレステロール値が下がる
脂質の一種であるコレステロールは、実はホルモンや細胞膜などを作る作用がある、人間が生きる上で大切な脂質です。しかし、コレステロール値が高すぎると心血管疾患などのリスクが高まるため、摂取バランスが重要になります。大豆プロテインにはコレステロールが含まれておらず、過剰摂取の心配はありません。それに加えて、大豆プロテインには血中の悪玉コレステロール値を下げる効果があるとされています。
女性特有の不調改善を期待できる
大豆に含まれている大豆イソフラボンには、女性特有の不調を改善する効果が期待できます。イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ており、美肌効果や代謝アップに貢献します。さらに更年期障害症状や月経前症候群(PMS)などの女性特有の不調を軽減する効果があるのは、嬉しいポイントと言えるでしょう。
大豆プロテインが豊富に含まれる食品
摂取するメリットがいっぱいの大豆プロテイン。日々の食事に上手にプラスするためにも、まずは大豆プロテインを含む食材の知識を身につけましょう。実際にどんな食品に含まれているのか、具体例を紹介します。
納豆
納豆は、大豆を発酵させて作られた伝統的な日本の食品です。大豆プロテインが豊富に含まれるだけでなく、発酵食品ならではの健康効果も期待できます。納豆に含まれる納豆菌の主な効果・効能は、腸内環境の改善や、消化吸収の促進です。納豆には100gあたり16.5gの大豆プロテインが含まれています。
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豆腐
豆腐は大豆を原料とする食品であり、幅広い料理に使える万能食材です。低カロリーでありながら大豆プロテインが豊富。そのまま食べられるのはもちろん、炒め物やスープなど、幅広い料理に取り入れられます。豆腐には100gあたり15.9gの大豆プロテインが含まれています。
豆乳
大豆を搾って作られる植物性のミルクである豆乳。大豆プロテインのみならず、ビタミンやミネラルもバランス良く含まれています。そのまま飲むだけでなく、牛乳の代わりにシリアルにかけたりスムージーの材料にしたりと、楽しみ方はさまざまです。豆乳には100gあたり3.6gの大豆プロテインが含まれています。
MASH SOY
『MASH SOY』は大豆由来の栄養補助食品で、北海道の大豆とおいしい水を合わせてペーストにしています。そのままでも食べられるほか、食事のトッピングにしたり、ジュースやスープ、お菓子の材料にしたりと、幅広い使い方ができるのが特徴です。
MASH SOYには100gあたり6.2gの大豆プロテインが含まれているほか、大豆イソフラボンが豆乳の約2倍の41mg、肥満体質の改善や生活習慣病予防に効果的な大豆サポニンが81mg含有されているなど、バランス良く栄養を摂取できます。
大豆プロテインの活用シーン
大豆プロテインは非常に素晴らしい成分ですが、摂取における適切なタイミングはあるのでしょうか。日常のさまざまなシーンで取り入れることが想定されますが、毎日の食事と運動後の2つのシーンにおける取り入れ方の例を紹介します。
毎日の食事に取り入れる
毎日の食事に大豆プロテインを含む食品を取り入れるのは、日常的な摂取の近道です。豆腐や納豆は比較的安価に手に入るので、献立に気軽にプラスできます。ダイエット中であれば牛乳の代わりに豆乳を使うなど、ちょっとした工夫を楽しみましょう。
ペースト状の大豆食品であるMASH SOYなら、毎日の食事に簡単に取り入れられます。そのまま食べるだけでなく、ほかの食材の代わりとしてレシピをアレンジしたり、お惣菜の上にトッピングしたりするのもおすすめです。
運動と組み合わせる
運動後に大豆プロテインを摂取すると、脂肪燃焼や筋肉増量に効果的です。大豆プロテインのシェイクやプロテインバーなどは、大豆プロテインが摂取できる筋トレのお供として高い人気を誇ります。一方で、ダイエットの際に気をつけたいのは「プロテインを摂取さえすれば痩せられるわけではない」ということです。運動と組み合わせることで初めて筋肉の成長や代謝の向上につながり、結果的に理想の体に近づくでしょう。
まとめ|大豆プロテインは健康・ダイエットの強い味方
大豆プロテインは、健康やダイエットに嬉しいたんぱく質です。ホエイプロテインと比べて脂質やコレステロールも少ないため、女性の身体作りに向いています。とくに更年期の不調に苦しむ女性におすすめなだけに、納豆や豆腐、豆乳といった食品や毎日の食事に手軽に取り入れられるMASH SOYをうまく活用して、健康的な身体を手に入れましょう。
久下真以子(執筆者 & 監修者)
フリーアナウンサー、スポーツライターとして活躍中。四国放送アナウンサー、NHK高知・札幌キャスターを経てフリーへ転身した経歴を持つ。キャッチコピーは「日本一パラを語れるアナウンサー」。夫は車いすラグビーでリオデジャネイロ、東京と2大会連続でパラリンピック銅メダルを獲得した羽賀理之。アスリートフードマイスター・スポーツフードスペシャリストの資格を取得し、アスリートの妻として夫の活躍を食から支える。