【エクオールに期待できる働き】
エストロゲン様作用 | 女性ホルモンに似た働き |
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抗酸化作用 | 体をさびさせない働き |
抗エストロゲン作用 | エストロゲンが過剰にあるとき、その作用を抑える働き |
抗アンドロゲン作用 | 男性ホルモンであるアンドロゲンを抑える働き |
エクオールの働きとして認められているのは、エストロゲン様作用や抗酸化作用などです。とくにエストロゲン様作用については、大豆イソフラボンのままよりも強く作用する特徴があります。
エクオールの1日あたりの摂取量目安は10mg。エクオールを生み出す材料である大豆イソフラボンは、豆腐や納豆、豆乳などさまざまな大豆製品に含まれています。個人差はあるものの、10mgのエクオールを生み出すために必要になるのは約50mgの大豆イソフラボン。代表的な大豆製品を例に挙げると、納豆なら1パック(約50g)、豆乳なら200gが目安量です。
そんなエクオールですが、腸内で産生できるかどうかには個人差があります。大豆製品を口にする機会の多い日本人は2人に1人の割合、アメリカやヨーロッパに関しては約3割の人しかエクオールを産生できないと目されています。食の欧米化が進んだこともあり、日本人の中でもとくに若い世代は割合が低いのが特徴です。大豆製品を口にする機会が少なくなるなど、食生活の変化が影響していると考えられています。