2023.7.20

本当に大切な塩の効果〜意外と知らない身近な「塩」

健康な体に大切な塩の効果

人間が生きていくうえで欠かせない塩

私たちの生活や健康にとって切っても切り離せない「塩」。料理をする時は必ずと言っていいほど使われている調味料です。ひとくちに「塩」と言っても、国内外には実に様々な種類のものがあります。

【海水】

天然塩(自然塩・天日塩) 海水を天日や煮詰めなど昔ながらの方法でつくられた塩は、産地によって味も様々。自然の栄養素やミネラルが豊富なため、旨みやコク、甘みを感じられるまろやまな味わいの塩になります。 食品表示の工程は『天日』『平釜』『逆浸透膜』などと書かれています。

精製塩(食塩) 海水を電気分解(化学反応)して塩化ナトリウムを99%以上に精製した塩。大量生産ができ安価なため外食産業や加工食品に広く使われています。 食品表示の工程は『イオン膜』『イオン交換膜』『立釜』などがあります。

「精製塩」は不純物を取る過程でミネラルも取り除いてしまいます。ミネラルが塩化ナトリウムの吸収を穏やかにしてくれるため、ミネラルの多い天然塩は適度に摂ったほうが良いともいわれます。

【岩塩】

原料が岩塩。むかし海だった場所が隆起などで海水が閉じ込められ、何らかの形で塩の成分が結晶化したもの。 地中の有機物も入り込むため様々な色や味がありますが、硬く結晶化した岩塩はほぼナトリウムのため、実はミネラルが少ない塩です。食品表示に食塩相当量90%以上とあればミネラルは10%程度でしょう。世界の塩の生産量の約3分の2が採掘された岩塩。日本では岩塩は採れません。

【湖塩】

原料が湖塩。イスラエルの死海やボリビアのウユニ湖など、かつて海だった場所の水が蒸発し、塩分濃度が高くなったところ(塩湖)で採掘、製造された塩です。日本ではあまり流通していません。

【再生加工塩・加工塩】

精製塩を岩塩風にしたもの、岩塩を精製したもの、別の食材やエキスを加えた「再生加工塩」というのもあります。精製塩に後からにがり(ミネラル)を加えているものも加工塩になります。抹茶塩、ゆず塩、ガーリックやハーブなどの風味をつけたシーズニング、フレーバーソルトなども加工塩に分類されます。

塩分の摂りすぎには注意しましょうと言われていますが体に必要なものは塩です。昔の刑罰の一つに塩抜きの刑があったことも事実です。敵に塩を送るというのも敵対する相手が困っている時に助けの手をさしのべることのたとえです。米塩の資(べいえんのし)とは米と塩は、生きていくうえで、食生活に於いて不可欠であることから、生計を立てるための費用、生活費のことをいう。昔から塩は大切なものとして大事にされてきましたが昭和35年の塩田廃止により本当の塩が摂れにくくなりました。今では作られた塩味だけが体に入っている時代です。体のことを考えて自然の栄養素やミネラルが豊富なまろやかな味わいの塩を摂りましょう。