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コラム

食品添加物の危険性とは?安全な食生活のために知っておきたいポイント

2025.01.17
食品添加物は、食品の品質を保ち、保存期間を延ばすなど便利な一方で、健康への影響が懸念されています。この記事では、食品添加物の基本情報からリスクが高いとされる添加物、さらに安全に食品を選ぶためのコツを解説します。

目次

  1. 食品添加物とは?その目的と種類

    食品添加物の役割

    食品添加物の種類

  2. 食品添加物の危険性と注意すべき添加物

    健康に影響を与える可能性がある食品添加物

    食品添加物の影響を最小限に抑える方法

  3. 食品添加物と上手に付き合うコツ

    無理のない添加物回避法

    解毒を助ける生活習慣

  4. まとめ|健康と美容をサポートするために大豆製品を日常に取り入れよう

食品添加物とは?その目的と種類

食品添加物は、現代の食生活に欠かせない存在です。
多くの食品に使用されており、その目的や種類を理解することで、より安全で健康的な食生活を実現できます。
本章では、食品添加物が持つ役割と、その種類について詳しく解説します。

食品添加物の役割

食品添加物には、食品をよりおいしく、安全に保つための多様な役割があります。
その役割を知ることで、食品選びの際に意識すべきポイントを把握できるでしょう。
食品添加物の主な役割は次の通りです:
1.食品の保存性を向上させる
食品添加物は、食品の腐敗や変質を防ぐ効果があります。
特に保存料は、食品に含まれる微生物の増殖を抑え、食中毒のリスクを低減します。
このおかげで、私たちは食品を長期間安全に楽しむことができます。
2.食品の見た目を美しく保つ
着色料や漂白剤は、食品の外見を整える役割を果たします。
例えば、赤く鮮やかなソーセージや、白く透き通った米粉は添加物の恩恵です。
このように、食品添加物は消費者の購買意欲を高める役割を担っています。
3.味や風味を向上させる
調味料(アミノ酸等)や香料は、食品にうま味や香りを付加します。
特に加工食品では、これらの添加物が味を整え、一貫性のある味わいを実現しています。
4.食品の品質を安定させる
増粘剤や乳化剤は、食品の食感や形状を保つために用いられます。
これにより、アイスクリームのなめらかさやドレッシングの分離しない特性が実現されています。

食品添加物の種類

食品添加物は、その用途や成分によってさまざまな種類に分けられます。
以下に代表的な種類を挙げ、それぞれの特徴を解説します。
指定添加物
指定添加物は、厚生労働省によって安全性が確認された合成添加物を指します。
現在、日本で使用が認められている指定添加物は466品目あり、保存料や酸化防止剤などが含まれます。
たとえば、ソルビン酸カリウムは多くの加工食品に使用され、腐敗を防ぐ役割を果たします。
既存添加物
既存添加物は、1995年以前から日本国内で広く使われてきた天然添加物です。
これには、天然色素や香料が含まれます。
たとえば、クチナシ色素やタンニンは、自然由来の成分で食品の彩りや風味を高めます。
一般飲食物添加物
一般飲食物添加物は、通常の食品として食べられるものを添加物として利用したものです。たとえば、寒天や昆布は食品添加物として使用され、ゼリーの凝固やうま味を付加する目的で用いられます。
天然香料
天然香料は、動植物由来の香り成分を抽出して利用したものです。
バニラエッセンスやレモン香料などが代表的です。
これらは化学合成された香料よりも自然な風味を持つことが特徴です。
【食品添加物の種類の比較】
種類
主な添加物例
特徴
指定添加物
ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム
合成添加物で安全性が確認されているもの
既存添加物
クチナシ色素、タンニン
日本で昔から使われている天然添加物
一般飲食物添加物
寒天、昆布
食品としても利用されるもの
天然香料
バニラ香料、レモン香料
動植物から抽出された自然由来の香料

食品添加物の危険性と注意すべき添加物

食品添加物は、食品の保存や見た目、味を向上させる目的で広く使用されています。
しかし、その一方で、健康への悪影響が懸念される添加物も存在します。
本章では、特に注意が必要な食品添加物とその影響を軽減する方法について詳しく解説します。

健康に影響を与える可能性がある食品添加物

食品添加物には、便利な役割を果たす一方で、健康に悪影響を及ぼす可能性のあるものも含まれます。
以下に、特に注意が必要な食品添加物を挙げ、それぞれのリスクについて説明します。
1. 亜硝酸ナトリウム(発色剤)
亜硝酸ナトリウムは、ハムやソーセージなどの加工食品の色を鮮やかに保つために使用される添加物です。
ただし、この成分は体内でニトロソアミンという発がん性物質を生成することがあります。特に、タンパク質と結合することでそのリスクが高まります。
また、亜硝酸ナトリウムは酸素運搬を妨げる可能性があり、低酸素症状を引き起こすことも報告されています。
2. 合成甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK)
アスパルテームやアセスルファムKは、ゼロカロリー飲料やガム、アイスクリームなどに広く使用されています。
これらの甘味料は、動物実験で発がん性が指摘されており、2023年にはWHOがアスパルテームを発がん性が疑われる物質に分類しました。
さらに、合成甘味料の多量摂取は、腸内環境の悪化やインスリン抵抗性のリスクを高める可能性も示唆されています。
3. 合成着色料
赤色102号や黄色5号などの合成着色料は、菓子や飲料、漬物などの色鮮やかさを保つために使用されます。
これらは発がん性やアレルギー症状のリスクが指摘されており、特に小児の行動障害(ADHD)の原因となる可能性があるとの研究結果もあります。
北欧諸国や米国の一部では、こうした合成着色料の使用が禁止されている場合もあります。
4. ソルビン酸カリウム(保存料)
ソルビン酸カリウムは、防腐効果が高く、弁当や加工食品などの保存に役立ちます。
しかし、長期間摂取した場合、腎臓や肝臓に負担をかける可能性があるとされています。また、特定の環境下で他の化学物質と反応し、健康に悪影響を与えることがあります。

食品添加物の影響を最小限に抑える方法

食品添加物を完全に避けることは難しいですが、その影響を最小限に抑える方法を実践することで、健康リスクを軽減することができます。
1. 原材料表示を確認する
食品購入時には、必ず原材料表示を確認しましょう。
添加物が含まれる場合、その名称が記載されています。特に、「保存料」「合成着色料」「調味料(アミノ酸等)」などの表記には注意が必要です。
また、シンプルな原材料表記の製品を選ぶことも添加物を減らすポイントです。
2. 手作りを心がける
加工食品を減らし、自宅で手作りすることで添加物の摂取を大幅に抑えられます。
例えば、サラダチキンやパンなどを自作することで、保存料や着色料の使用を避けることが可能です。
また、調味料を選ぶ際も無添加の商品を選ぶと良いでしょう。
3. 排毒を促す生活習慣
身体に取り込んだ添加物を効率的に排出するために、以下の習慣を心がけましょう。
 ・食物繊維を多く含む食品(玄米、野菜、果物など)を摂取する。
 ・発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルトなど)を活用して腸内環境を整える。
 ・適度な運動やサウナで汗を流し、体内の毒素を排出する。
4. 地産地消を意識する
地元で生産された新鮮な食品を選ぶことで、ポストハーベスト農薬や防カビ剤の摂取リスクを減らせます。
地元の農家や直売所で購入する食品は、輸入食品に比べて添加物が少ない場合が多いため、健康的な選択となります。

食品添加物と上手に付き合うコツ

現代の食品には多くの添加物が使用されていますが、完全に避けることは難しいのが現実です。
それでも、上手に付き合う方法を知ることで、健康リスクを最小限に抑えることができます。
本章では、無理のない添加物回避の方法と解毒を助ける生活習慣について解説します。

無理のない添加物回避法

食品添加物を完全に排除することは難しいですが、無理のない範囲で減らす努力をすることが重要です。
以下に具体的な回避法をいくつかご紹介します。
1. 原材料表示をしっかり確認する
食品を購入する際は、必ず原材料表示をチェックしましょう。
・「調味料(アミノ酸等)」や「保存料」、「合成着色料」などの記載があれば注意が必要です。
・シンプルな原材料リストの製品を選ぶことで、添加物の摂取を減らすことができます。
例えば、無添加のパンやシンプルなドレッシングを選ぶことで、保存料や香料の摂取を減らすことが可能です。
2. 手作り料理を増やす
手作り料理を心がけることで、添加物の使用を大幅に減らせます。
・毎日すべてを手作りするのは難しいですが、週末にまとめて作り置きをするなど工夫をすると続けやすくなります。
・サラダチキンやパンなど、自宅で簡単に作れるものから始めると良いでしょう。
手作り料理は節約にもつながり、家族の健康を守る第一歩となります。
3. 無添加商品を選ぶ
スーパーや通販では、無添加商品を意識的に選ぶことがポイントです。
無添加食品は割高に感じることもありますが、健康への投資と考えると良いでしょう。
また、無添加の食品を選ぶことで、安心して食事を楽しむことができます。

解毒を助ける生活習慣

身体に取り込んだ添加物は、体内で分解・排出する仕組みがあります。
この解毒機能を助ける生活習慣を取り入れることで、健康リスクを軽減できます。
1. 食物繊維を摂取する
食物繊維は、腸内環境を整えるだけでなく、添加物や毒素の排出を促進します。
・野菜や果物、全粒穀物(玄米や全粒パン)、豆類を積極的に取り入れましょう。
・食物繊維は便通を改善し、体内に留まる毒素の排出を助けます。
1日20〜30g程度の摂取を目標にするのがおすすめです。
2. 発酵食品を活用する
味噌、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品は、腸内環境を整える効果があります。
腸内環境が整うと、体内の解毒能力が高まり、毒素の吸収を防ぐバリア機能が向上します。毎日の食事に取り入れると、自然な解毒をサポートします。
3. 汗をかく習慣をつける
汗をかくことで、体内の毒素や不要な物質を排出することができます。
・運動やサウナ、入浴を日常に取り入れましょう。
・毎日15〜20分程度、軽く汗をかく習慣をつけるのがおすすめです。
適度な運動はストレス解消にもつながり、全身の血流を改善するため、デトックスの助けとなります。
4. 水分補給を心がける
十分な水分を摂取することで、尿を通じた毒素の排出を促進できます。
・1日2Lを目安に、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。
・水のほか、ミネラルウォーターやカフェインレスのお茶もおすすめです。
適切な水分摂取は代謝を高め、体内の毒素をスムーズに流す助けとなります。
【解毒を助ける生活習慣のポイント】
生活習慣
期待できる効果
具体例
食物繊維を摂取
腸内環境を整え、毒素を排出
野菜、果物、玄米、豆類
発酵食品を活用
腸内フローラを活性化
味噌、納豆、ヨーグルト、キムチ
汗をかく習慣を持つ
血流を改善し、体内の老廃物を排出
ジョギング、サウナ、温浴
水分補給を心がける
尿を通じて毒素を排出
1日2Lの水分摂取、ミネラルウォーター

まとめ|健康と美容をサポートするために大豆製品を日常に取り入れよう

ホルモンバランスの乱れや加齢による不調に悩む方にとって、大豆製品の摂取が健康と美容を支える重要なカギとなります。
特に、大豆イソフラボンを体内でエクオールに変換できる体質の方は、その効果を最大限に引き出すチャンスがあります。
しかし、毎日の食事で十分な量の大豆製品を摂取するのは簡単ではありません。
そんな時に便利なのが、「MASH SOY」のような手軽に大豆の栄養を摂取できる食品です。
MASH SOYは、北海道産の丸大豆とおいしい水だけで作られた完全無添加の大豆食品で、エクオール産生に必要な大豆イソフラボンを効率よく摂取できます。
そのまま食べられるだけでなく、スープやディップ、スムージーなどのアレンジにも最適です。
忙しい日常生活の中でも、大豆の栄養を簡単に取り入れることができます。
エクオールは、更年期の悩みや美容ケア、骨密度の維持など、多くの女性にとって心強い成分です。
MASH SOYを活用して、日々の食事に自然に大豆製品を取り入れ、健康的で美しい毎日を目指してみてはいかがでしょうか?
ぜひこの機会に、MASH SOYを試してみてください。オンラインショップや公式SNSでは、レシピや活用法が多数紹介されています。あなたの食卓に、安心・安全でおいしい大豆の力を届ける新しい選択肢として、MASH SOYを加えてみましょう。
監修者 小林理子

監修者 小林理子

略歴
2014年 短期大学部家政科食物栄養専攻卒業 栄養士資格取得
2014年 給食委託会社入社
2015年 公立小学校の栄養士へ転職
2017年 管理栄養士国家資格取得
2017年 フリーランス管理栄養士へ Webライター、セミナー講師、食事指導、レシピ開発等で活躍
2019年 オランダへ渡航(活動休止)
2023年 フューチャーフーズ株式会社に入職
2024年 フリーランス管理栄養士として活動再開
栄養士として高齢者施設や学校、保育園等様々な給食現場を経験。実務経験を積んだ後独学で管理栄養士国家試験に合格。 管理栄養士取得後はフリーランスとして食事指導や食のセミナー講師、レシピ開発、Webライターとして活動。 結婚後4年のオランダ渡航期間中に妊娠・出産を経験し、日本に帰国後はフューチャーフーズ株式会社にて大豆製品を使用したレシピ開発を行い、再びWebライターや食品臨床試験での食事調査、レシピ開発を中心としたフリーランス活動を再開、現在に至る。