キムチ納豆は、腸活や健康、美容、ダイエットに最適な発酵食品の組み合わせとして注目されています。納豆のナットウキナーゼやイソフラボン、キムチの乳酸菌やカプサイシンが相乗効果を発揮し、腸内環境の改善や代謝促進、免疫力向上に貢献します。本記事では、キムチ納豆の効果や最適な食べ方について詳しく解説します。
目次
キムチ納豆の栄養と効果
キムチ納豆に含まれる主な栄養素
栄養素 | 含まれる食品 | 期待できる主な効果 |
---|---|---|
ナットウキナーゼ | 納豆 | 血液をサラサラにし、血流を改善する |
イソフラボン | 納豆 | 女性ホルモンを補い、更年期症状を緩和する |
たんぱく質 | 納豆 | 筋肉の維持・増強に役立つ |
ビタミンK2 | 納豆 | 骨の健康を維持し、骨粗しょう症を予防する |
食物繊維 | 納豆・キムチ | 腸内環境を整え、便秘を改善する |
乳酸菌 | キムチ | 腸内の善玉菌を増やし、免疫力を向上させる |
カプサイシン | キムチ | 代謝を促進し、脂肪燃焼を助ける |
ビタミンC | キムチ | 抗酸化作用があり、美肌や免疫力向上に効果的 |
キムチ納豆が健康に良い理由
1. 腸内環境を改善し、便秘解消に役立つ
キムチ納豆には、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌と食物繊維が豊富に含まれています。乳酸菌は腸内で善玉菌のエサとなり、腸内フローラを整える働きをします。さらに、納豆に含まれる食物繊維が腸の動きを活発にし、便通をスムーズにするため、便秘の改善や腸内環境の正常化に貢献します。腸が整うことで栄養の吸収が良くなり、肌の調子や体調全体が向上するのも大きなメリットです。
2. 血流を促進し、生活習慣病を予防する
納豆には「ナットウキナーゼ」、キムチには「カプサイシン」が含まれており、これらの成分には血液をサラサラにし、血流を改善する効果があると言われています。血流が良くなることで、酸素や栄養が全身に行き渡り、冷え性の改善やむくみ解消に役立ちます。また、血管の健康を守ることで、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病のリスクを軽減することも期待できます。
3. 免疫力を向上させ、風邪や感染症を防ぐ
発酵食品である納豆とキムチには、免疫細胞を活性化する栄養素が含まれています。納豆に含まれるビタミンK2やキムチのビタミンCは、抗酸化作用を持ち、体内の細胞を守りながら免疫力を高めます。また、乳酸菌が腸内環境を整えることで、免疫機能が強化され、風邪や感染症にかかりにくい身体を作ることができます。特に、冬の寒い時期や季節の変わり目に積極的に摂取することで、体調を整えやすくなります。
キムチ納豆の美容・ダイエット効果
キムチ納豆が美肌に良い理由
キムチ納豆がダイエットに役立つ理由
キムチ納豆の効果的な食べ方
キムチ納豆を食べるベストなタイミング
1. 朝に食べる場合
朝食でキムチ納豆を摂ると、腸内環境を整え、1日を通して消化をスムーズにする効果が期待できます。
・納豆に含まれるナットウキナーゼは血液をサラサラにする効果があり、血流を改善することで脳の働きをサポートします。
・キムチの乳酸菌が腸内で活動し、便通を促進してくれます。
・食物繊維が豊富な食材と組み合わせることで、より効果的に腸の健康を維持できます。
2. 昼に食べる場合
昼食にキムチ納豆を取り入れることで、午後のエネルギー代謝をサポートし、仕事や活動のパフォーマンス向上が期待できます。
・たんぱく質が豊富な納豆は、筋肉の維持や修復に役立ちます。
・キムチに含まれるカプサイシンが脂肪燃焼を促進し、エネルギー消費を高めます。
・炭水化物と組み合わせることで、血糖値の急上昇を抑えつつ、エネルギー補給が可能です。
3. 夜に食べる場合
キムチ納豆を夕食に摂取すると、睡眠の質を向上し、成長ホルモンの分泌を促す効果が期待できます。
・納豆に含まれるアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進し、代謝を高める効果があります。
・キムチの発酵成分が腸内環境を整え、免疫力を高める働きをサポートします。
・ただし、キムチの辛味成分が胃を刺激する可能性があるため、胃腸が弱い方は少量から試しましょう。
キムチ納豆と相性の良い食材
納豆とキムチをご飯と一緒に食べると、エネルギー補給がスムーズに行えます。
・玄米やもち麦を選ぶことで、食物繊維が増え腸内環境の改善に役立ちます。
・ご飯に含まれるデンプンが、納豆菌や乳酸菌の働きを助けます。
2. アボカド
アボカドは良質な脂質とビタミンが豊富で、肌の健康や代謝の向上に役立ちます。
・キムチ納豆と組み合わせることで、腸内環境を整えながら、美肌効果がアップ。
・アボカドのなめらかな食感が納豆の粘りと相性抜群です。
3. 卵
卵は良質なたんぱく質とビタミンB群を含み、筋肉の修復やエネルギー代謝を促進します。
・生卵や温泉卵をキムチ納豆に加えることで、マイルドな味わいになり食べやすくなる。
・卵黄のレシチンが、納豆に含まれるナットウキナーゼの吸収を助ける効果も期待できます。
4. 豆腐
豆腐は低カロリーでたんぱく質が豊富な食材で、ダイエット中の方におすすめです。
・冷奴の上にキムチ納豆を乗せると、ヘルシーながら満足感のある一品になります。
・大豆由来のイソフラボンが、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
5. 海藻類(わかめ・もずく)
海藻類にはミネラルが豊富に含まれており、腸内環境の改善や血圧の調整に役立ちます。
・キムチ納豆と組み合わせることで、食物繊維が増え、便秘解消をサポート。
・低カロリーなので、ダイエット中でも安心して食べられます。
6. チーズ
チーズはカルシウムが豊富で、骨の健康維持や代謝の促進に効果的です。
・キムチ納豆に細かく刻んだチーズを加えると、コクが増し、より美味しくなる。
・チーズの脂肪分がキムチの辛みを和らげ、食べやすさがアップします。
まとめ|キムチ納豆で健康・美容をサポート!MASH SOYとあわせて習慣に
納豆に含まれるナットウキナーゼや大豆イソフラボン、たんぱく質に加え、キムチの乳酸菌やビタミン類が相乗効果をもたらし、身体の内側から健康を整えます。
特に、腸内環境を整える効果が期待できるため、便秘の改善や免疫力向上につながります。また、抗酸化作用やエストロゲン様作用を持つ成分が含まれており、肌のハリやシワの予防、女性ホルモンバランスのサポートにも役立ちます。さらに、低カロリーで満足感のある食品なので、ダイエット中の食事にもぴったりです。とはいえ、毎日納豆やキムチを食べるのが難しい方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、手軽に大豆の栄養を摂取できる「MASH SOY」です。
「MASH SOY」は、北海道産の大豆とおいしい水だけで作られた完全無添加の大豆ペーストです。納豆や豆腐と同じく大豆イソフラボンを豊富に含んでおり、ホルモンバランスの調整や美肌効果、健康維持に役立ちます。また、ペースト状なので、スープやドリンク、ディップソースなどアレンジの幅が広く、どんな食事にも手軽に取り入れやすいのが特徴です。納豆が苦手な方でも、大豆の栄養を無理なく摂取できるので、キムチ納豆と組み合わせて、大豆のパワーを効率よく活用するのがおすすめです。健康的な食生活の第一歩として、キムチ納豆とMASH SOYを組み合わせた習慣を始めてみませんか?
毎日の食事に取り入れることで、身体の内側からキレイをサポートし、健康的なライフスタイルを実現しましょう。
Riko Kobayashi
小林 理子
略歴
2014年短期大学部家政科食物栄養専攻卒業 栄養士資格取得
2014年給食委託会社入社
2015年公立小学校の栄養士へ転職
2017年管理栄養士国家資格取得/フリーランス管理栄養士へWebライター、セミナー講師、食事指導、レシピ開発等で活躍
2019年オランダへ渡航(活動休止)
2023年フューチャーフーズ株式会社に入職
2024年フリーランス管理栄養士として活動再開
活動実績
高齢者施設、学校、保育園などでの給食提供を経験し、実務を通じて専門性を磨いた後、独学で管理栄養士国家試験に合格。以降はフリーランスとして、食事指導・セミナー登壇・レシピ開発・Webライターなど幅広い分野で活躍。
オランダ滞在中に妊娠・出産を経験し、日本帰国後は 大豆製品を使ったレシピ開発 や 食品臨床試験の食事調査 を行い、現在は再びフリーランスとして活動中。
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